Vision of Life

青年海外協力隊(2016-3次隊)
2017年1月から2年間、ドミニカ共和国で自動車整備隊員として活動中。
日々の出来事をdisりながら記録に残してます。

11月6日(664日目:622日目) Son esclavos del dinero: 途上国あるある

Son esclavos del dinero: 途上国あるある


朝、待てども送迎が来ない。

自分で行こうと思ったら、別の運転手さんが来た。

いつもの運転手さんはバカシオネスらしい。

引き継ぎがグダグダ。


午前中、

実習場を見て、


事務所に戻ったら、カウンターパートからこれから会議だからお前も行くぞって言われる。

カウンターパートすら何の会議か知らない、そんないつものパターン。

行ってみたら、会議じゃなくて、自己啓発系のセミナーだった。

タイトルは"Amarte es Primero"。

イントロで"Ama a tu prójimo como a ti mismo(汝の隣人を汝自身のごとく愛せよ)"って、聖書の言葉まで出してきた。

日本人は心が乾いてる人達が多いから、日本人対象で"隣人を愛せよ"とかならまだわかるけど、ドミ共でそんな自己啓発セミナーするのかってちょっと驚き。

ドミ共ってAmorとAmigoの文化だと思ってたけど、こんなセミナー開いてビジネスになってる時点で実はその様な文化はもう過ぎ去った過去の事になってしまったのかって疑問に思った。

日本とドミ共だと社会環境も抱えてる問題も違うから、最初は興味本意で聴いてたけど、それを10:00から13:30まで。

話長過ぎ、逆に頭おかしくなるわ。

アクティビティでは、目を閉じて、ゆっくり呼吸して、内面にいる子供の自分と対話してください、そしてハグしてあげて下さい、とか。

それで泣いてる人とか、"余りにも悲しさが大き過ぎてこの気持ちをシェア出来ない"とか言っちゃう人とか、どれだけ心患ってるのだろう。

普段、陽気な雰囲気で愛想振りまいてるのは仮面だな。

そんな単純な誘導催眠的な言葉一つ二つでそこまでなるって、色んな意味で危険だ。

やらせた方は気持ちを掘り下げて悲しくさせといて、そのフォローが愛についての歌を流して聴かせるって、既存の歌に丸投げパターン。

その状況に応じであなたなりの言葉でフォローするってパターンではないのね。

これはなんて言う本のマインドコントロール手法ですか?って、そんな質問をしたい気持ちで一杯。

こんなにいい加減がまかり通る国で、己の欲求の赴くままにブクブ太って、Amorを失って、心を患ってまで更に何を欲っしようとして、どこに到達したいと思っているのか。

あまりにも長くてウンザリ感だしてる人もいれば、場に酔って洗脳されてる人も。

カウンターパートは途中の休憩時間に安定のブッチで途中から居ない(笑)

そして、この手のセミナーの最後にはお決まりパターンで、心に響きそうな言葉をデカイ声で何度も復唱するってオチがあるけど、このセミナーでも例外ではなく、今回の復唱は"El amor y el poder de Dios vive en mí("愛と神の力が私の中に住んでます"的な)"。

しかも三パターンでそれぞれ繰り返し。

喉から、心から、腹からの三パターン。

腹からに至っては、子宮からっ出してって。

男性は無いからそれを想像してお腹の底からだしてって無茶振り。

ファシリテーターからは、愛よりも金の方が心に住んでる印象を受けたけど。

挙句、最後に踊りましょうって言って音楽かけ始める。

もう何でもありだな。

私的には、この国の自己啓発セミナー系は先進国のセミナーを真似した二番煎じの出し殻みたいな雰囲気を感じるから正直苦痛。

言ってる事は大した事無くって内容薄っぺらなのにのに、それでもプレゼン力で押し切って盛り上げるから、その能力はすごいとは思う。

内容よりも場の雰囲気を重視するドミ人にはウケるけど、内容を重視する日本人にはウケないとは思うけど。

内容は薄っぺらかったけど、逆に薄っぺらい方が内容が入り組んで無いから、スペイン語の聴き取り練習には良いのかもしれない。

まぁ、セミナーを振り返ってみて、日本では体験出来ない面白い体験でしたって事にしておこう。


セミナーのおかげで昼休み時間が潰れたけど、スーパーに買い物に行って、通りの店でカットフルーツ買って、事務所でフルーツランチ。


午後、

資料整理。


帰りの送迎も待てども来ない。

結局、担当運転手さんが忘れてた様で、待ちぼうけを見かねた別件送迎の運転手さんが私を送迎してくれた。

その送迎は首都の配属先機関から出張でサンティアゴに来てる2人組を宿泊ホテルまで。

どれだけ偉い人達なんだか知らないけど、出張でカジノ付きの豪華ホテルに泊まる必要はあるのか?

あなた達は強制徴収してる税金を使ってるんだから、綺麗で安全なホテルで寝れればそれでいいじゃん。

ネットで調べたら、予約サイトでも一泊約6000ペソ。

2人だから一泊あたり約12000ペソ、人によっては月給と同じ位。

その金額を一晩寝る度に使ってる。

恐ろしい金額の経費を無駄遣いしてると思う。

頭悪過ぎ、金銭感覚が崩壊してる。

そのくせ、国際協力してる先進国からは物をたかるってパターン。


夜、

モニュメントへランニング。

今日は19時前に行ったから、ランナーもそこそこ居た。

1周目をのんびりと走って、2周目の途中で私の後ろにくっついてきたランナーが1人。

服装は如何にも速そうなコーディネートのランナー。

私は周回前半の下りを流して、後半登りでペースアップするから、そのランナーは後半の登りペースについてこれずに引き離されて、前半の下り終盤で追いついて来る。

そんな感じで走ってたら、5周目の登りで心折れた様で、食らいつくの諦めて歩きだした。

6周目、前半下りで周回遅れで歩いてるのを抜いたら、再びくっついてきた。

で、彼は9周目で再び心折れて歩きだした。

そんなこんなで、10周を約26分10秒。

ここ最近の中で一番速かった。

追いかけてきたランナーがいたってのもあるけど、一番の要因はランチにドミ食を食べなかったってのが大きいと思う。

走ってて内臓が軽いし。

ドミ食は消化が悪くて内臓にかかる負担が大きい。


その後、茶碗蒸し作り。

今日、スーパーでエビを買ってきたのでエビも追加したけど、その分で濃度が変わって固まりにくくなった。

だし汁を前回より薄くしたから、色も薄くなったけど、ドミ共の黄身の色は日本の卵より薄いし、ドミ共でのだし汁の調達の問題で日本の様な黄色い茶碗蒸しが出来ない。

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