5月5日(115日目:74日目)
朝、ホストから週末の事を聞かれ、首都に行く事を伝える。
いつも話を最後まで聞かずに何か発言を被せてくる。
今回も何か言い掛けたけど、珍しく途中でやめて話を最後まで聞いた。
人として成長したのか!って思ったけど、実際は今日の仕事が終わってから抜歯するらしく、それでテンションが低くなってただけだった。
なんかすごくリスクがあるとか。
抜歯でリスクがあるとか、掛かりつけの歯科医の歯科医療技術か持病によるものかな。
聞いた事ないけど、食生活と体型的に持病ありそうだし。
今日はカウンターパートが会議で首都に行くとの事で、基本的には事務所に私1人。
早朝から行ってて会う事は無いって思ってたけど、朝は事務所に顔出ししてきた。
そして、私のランチを持ってきてくれた。
なんだかんだで良い人ではある。
でも、今日は会わないと思ってたから自分でランチを準備してきてしまった。
カウンターパートには申し訳ない事をした。
私の思い込みとコミュニケーション不足が招いた事だから、次からはキチンと確認しよう。
とりあえず、ランチにはカウンターパートの準備してきてくれたのを食べて、自分のは夕食用にしよう。
午前中は最初にちょっと事務所に居て、カウンターパートへの電話対応と訪問者対応。
っていっても、「会議に行ってて居ないよ」って伝えるだけだけど。
たまに厄介な電話があって困ったけど。
その後、実習見学。
今日は昨日搬入されたエンジン始動不能のKIA。
ダイアグは検出されず、火花無し。
ECUからクランク角センサーには電源が入力されてるけど、クラセン信号が出力されてないとの事で、タイミングベルト周辺を外してクラセン点検。
外したクラセンは見事に損傷していた。
でもこの損傷具合は妙。
特に噛み込んだ様な物もなさそう。
センシングプレートに変形は無し。
外した状態でのセンシングプレート位置はクラセンの右側と重なってるから、無理に外そうとして損傷した可能性も捨てきれない。
プラスチックに無理に力をかけた時の白い線も出てるし。
外す前から信号出力が無いからセンサー自体は壊れてたんだろうけど、どのレベルで壊れてたのかが気になる。
それと、ラジエターロアホースフィッチング部が錆びにより穴が開いていた。
実習を見学していると、冷却水を抜いてもクーラントを使わない。
気候的にクーラントは必要無いって認識なのかもしれないけど、クーラントの防錆効果に関しては着目していないのかもしれない。
そしてその穴には先生も生徒達も誰も気にかけてないから、交換する事なくそのまま組み付けするんだろうと思われる。
それ以外にも、実習作業中に生徒さんのアコードのダイアグチェックも行われてた。
コードP0420(P-cero:0-cuatro:4-veinte:20):触媒劣化。
整備隊員なのに4~5年振りにダイアグコード見た(笑)
P0420ならきっと一過性だからダイアグ消して様子みてね的な。
もしかすると粗悪燃料入れられたのかもねとか。
口で直す整備とか懐かしい(笑)
こんなやり取りをスペイン語でしたい。
この先生は英語も出来るから、自分用のデータはアメリカのサイトからダウンロードして利用してる。
なので、整備の資料は全て英語。
ダイアグのトラブルシュートチャートもtodo英語。
この先生には英語の部品名も通じるから助かる。
更にこの先生は、1974年4月~1974年10月の間に日本のJICAで自動車整備の技術研修を受けてきた経歴も持つ方です。
「この時は何歳だった?」って聞かれて、
「まだ生まれてない」って答えたら笑ってた。
ランチ。
Pollo:チキンの指先までしっかり入ってた。
スープは植物にお裾分け。
午後は特に実習を見学する事なく、事務所のエアコン修理の様子を眺める。
モーターの軸受け部にガタが出て来てるせいで、エアコンを作動させると、モーターの唸り音がひどくて事務所内での会話が阻害される位にうるさかった。
モーターの軸受け部にガタが出ているのが原因の用にだった。
モーター軸受けのガタをどうするのか見てたらら、事務所内のゴミ箱を物色し始めて、廃棄書類を取り出し、書類を折りたたんでガタが出てる軸受けに噛み込ませてガタを無くしていた。
例えれば、机の脚の高さが合わなくてガタガタだから脚に紙挟めてガタガタを無くす的な。
専門業者なのに対応処置がDIYレベル。
活動後に身支度をして首都サント・ドミンゴへ。
夕食用にと持って行ったサンドイッチは結局食べず。
明日の朝食と昼食に食べよう。