Vision of Life

青年海外協力隊(2016-3次隊)
2017年1月から2年間、ドミニカ共和国で自動車整備隊員として活動中。
日々の出来事をdisりながら記録に残してます。

12月19日(707日目:665日目) Pico Duarte, Día 3, Ataque a la pico: 登山3日目、山頂アタック

Pico Duarte, Día 3, Ataque a la pico: 登山3日目、山頂アタック

山小屋から山頂までは13km、目標は山頂で日の出を見る。

深夜12時過ぎに起きて、ストレッチ。
チョコラテ飲んで、歩きの選抜組が1:20頃に出発。


ヘッドライトの灯りを頼りにひたすらに登る。
出発時は寒くなかったので、いつもの装備。
むしろ登りで汗かいて暑い位だったので、2時頃の休憩時にジャケット着てたメンバーはここで一旦脱いで再出発。


歩く事一約時間、3時過ぎた辺りから放射冷却が始まり急激に冷え込んできたので、レインウェア上下着用、タオルを首に巻いてネッグウォーマー代わりにしてひたすらに登る。

5時頃にPico La Paloma通過。
ここからPico Duarte山頂までは3km。



5:30頃に最終山小屋 Vallacito Lilisに到着。


そこでムロ組の到着を待つ、動かないから余計にめちゃくちゃ寒い。


凍える様に待つ事約30分、6時頃にムロ組到着。
いよいよここからは皆んなで歩いて山頂アタック。


夜明けまでに登頂出来るのか微妙な時間帯。
6:30頃には薄っすらと夜明けが始まり、それをわき目にひたすらに登る。



7:30頃に山頂到着、何とか日の出に間に合った。



3087mの高さから眺める景色は最高だった。

登山にハマる人の気持ちがちょっとわかった気がする。



8時頃から登頂から下山開始。
日陰にはまだ霜が残っていた。



8:30頃に山小屋まで降りてきて、朝食にパンとチーズ。


9時過ぎに山小屋出発。
9:30頃にLa Pelona通過。
慣れてない登山とペース、登頂へのメンタルが無くなり急激にバテ始めて、私のみ一気にペースダウン。
La Hamacaを11時前に通過。
スタミナ切れで降りの着地衝撃を上手く流せなくて関節で支えるから膝と腰が痛い。
もうムロも行っちゃったし、歩くしかないからひたすらに歩く。


13:30頃、皆んなよりかなり遅れて最後にやっと山小屋到着。
一息ついて、とりあえずランチのパスタを食べる。


一休みしてたら微熱(37℃位)と頭痛がしてきた。
おそらく、汗をかいてた状態で放射冷却を受けて一気に身体が冷えたのと体力消耗してたからだと思う。
なんだかんだで夜中から10時間位は歩いてるし。

ここで、今後のプラン変更の提案を受ける。
明日宿泊予約の山小屋に登ってくるグループと鉢合わせになるから明日一気に下山しようって内容。
山小屋を他グループとシェアすると小屋に入りきれない人は外で寝るって事と、他グループがいると盗難のリスクが発生するからガイドが荷物の配慮にも気を使わなければならなくなるらしい。

微熱と頭痛があるけど、敢えて川の冷水で水浴び。

17時頃に夕食。
この旅の楽しみの一つであるサンコチョ、昨日までいた鶏はサンコチョの具材へと。
ありがとう鶏達。


明日からの下山に備えて葛根湯の薬をもらい、風邪が改善する事を願いつつ21時頃に就寝。

12月のPico Duarteの寒さをナメていた。
最低でも、登頂アタックの時のインナーは速乾性があって冬用の保温性の高い物をチョイスしないと、体温低下だけでかなりの体力が削られていく。
それと、ロングタイツ履いててもハーパンはダメ。
そして、リップ塗っておかないと唇がボロボロになる。

12月18日(706日目:664日目) Pico Duarte, Día 2: 登山2日目

Pico Duarte, Día 2: 登山2日目

朝、焚き火で焼きマシュマロ。


8時頃に朝食、ジュカとサラミ。

今日の目的地は山小屋Valle de Bao(標高1800m)、距離12km。
今日は1番楽な工程日だからガイドさん達も朝はのんびり。



9時頃に山小屋出発。

11時頃に川 Río Bao(標高1270m)に到着して30分程休憩。


12時頃にBatio山の頂上 Pico de Baito(標高1600m)を通過。


12:30頃に次の川 Río Baito(標高1420m)に到着し、休憩しながら後からくるメンバーを待つ。


13時頃に川 Río Baito出発。

14:30前に山小屋Valle de Bao(標高1800m)到着。
1番楽な工程日だけど、登り降りがエグかった。



一休みして、16時頃から川で水浴び。
ドミ共とはいえ、標高1800mの12月の16時頃の川の水はクソ冷たい。


メンバーの1人、水に入ってる時間が長過ぎて低体温症になったのか全身痙攣発症のトラブル。
身体温めて何とか回復、大事に至らなくてホント良かった。


鶏達の余命はあと1日。

その後、焼きマシュマロタイム。


19時前に夕食、米に魚入りのソース、プラタノ。


焚き火を囲みながら食事とお喋りをしばし楽しみ、


明日は深夜からのPicoアタックなので、寝る前にジンジャーティで身体を温めて、アタックする服装で寝袋に入り、20:30頃に就寝。


12月17日(705日目:663日目) Pico Duarte, Día 1: 登山1日目

Pico Duarte, Día 1: 登山1日目

今日から12月17日〜12月21日の4泊5日の登山。
山はPico Duarte、カリブで1番高い山で標高は3087m。

4:30にサンティアゴ集合。
ガイドさんのピックアップトラックで登山口へ。
サンティアゴから登山口迄は車で約二時間。
入山にはガイドが必要、荷物はムロ(ラバ)が運んでくれる、食事はガイドさん側で準備してくれるから、登山中のザックの中身は行動食、水、雨具など必要最低限の物だけなので身軽。
疲れたらムロにも乗れるってシステムだから比較的軽い気持ちでいた。←のちに装備の甘さと工程のエグさに地獄を体験する事になる(笑)

私の基本的な服装は、全行程を通して上は綿Tシャツに夏用ロングインナー(ワークマン)、下はハーパンに夏用ロングタイツ(ワークマン)、靴はトレランシューズ、ザックにはタオルとレインウエア、作業用グローブ(ワークマン)。

下山後、ネットで工程しらべたら、頂上までは6山を登り降りして7山目が頂上、トータル距離は45km(往復90km)だった。


メンバーはボランティア隊員7名、ガイドさん3名、料理人1名、ムロ12頭(荷物用×5頭、乗る用×4頭、緊急用×2頭、料理人用×1頭)

ムロに運んでもらう荷物をビニール袋でバッキングして(ムロは川をガシガシ歩いたりするから、荷物濡れ防止の為)、

入山手続きして、

8時頃に入山。

初日の宿泊する山小屋はLas Guacaras(標高1140m)、登山口のMata Gurande(標高850m)から3回の登り降り、距離20km。

歩き始めて早々にメンバーの1人の靴のソール剥がれ事件発生。
有名なメーカー品でも眠らせてる期間が長いと経年劣化でソール剥がれがあるから危険。
私が活動で使ってる安全靴も、日本で新品を8年位眠らせてたのをこっちで使い始めたらソール剥がれたし。

9:30過ぎ頃に最初の山小屋Loma del Oroに到着。

15分程休憩して出発。

12時頃に小川 Las Lagunasでランチ。
パンとチーズ。

川の水を飲料水として補給。

疲れてなかったけど、ムロを体験したかったからここからムロに乗ってみる事に。

この時点で自分の足のみでの完全走破は途絶える事になるけど、この山でムロに乗る体験を優先。

ムロにとっては人が乗ってるのとか関係ないから、木のすれすれを通って足が木とムロに挟まれたり、降りがやたら怖かったりと、なかなか面白い体験が出来て良かった。

おそらく約8kmはムロで移動して、14:30前に山小屋到着。

徒歩で登山道を少し戻りながら歩き組の到着を待つ。

ムロ組から遅れる事約30分、徒歩組が山小屋に到着。

荷物下ろして一休みしてから、皆んなで川で水浴び。

3日目の夕食に食べられる鶏達は何も知らずに元気。

18時頃から夕食、今夜はスパゲティにBatata(さつまいも)。

夜はキャンプファイヤー。


ムロに乗る体験も出来て、
疲れもないし、
川で水浴びして、
楽しい登山初日。